私の名前は美雪、36歳。仕事は近くのスーパーでパートをしている。夫と中学2年生の息子、勇人(ゆうと)と一緒に暮らしている。夫とは結婚してから十年以上が経ち、正直、夫のことがよく分からない。彼は義母に完全に操られているような状態で、私たち家族の絆が深まることはなかった。
息子は最近、反抗期真っ只中で、少し口をきいてくれる程度だ。それでも、家族が一緒に過ごす時間は大切にしようと心掛けていた。しかし、義実家との関係はどうしても難しかった。
私が義実家に行く理由は、年末年始の帰省ぐらいだった。義母とは相性が悪く、結婚当初から私が中卒だということで、何かと嫌味を言われることが多かった。義母の態度が厳しかったのは、私が中卒であることが理由だと言っても過言ではない。両親もなく、頼れる親戚もいない私に対して、義母は「恥ずかしい」「どうしてこんな女性と結婚したのか」と冷たく言われ続けた。
でも、子どもが生まれたことで、夫が義母に頭を下げ続けてくれたおかげで、なんとか義母との関係を維持していた。それでも、義母の冷たい態度は変わらず、結婚後も私の存在を受け入れてくれなかった。
それでも正月には、義母からお年玉をもらうことを期待して、毎年帰省していた。今年も例外ではなく、夫と一緒に義実家に行くことになった。
だが、義実家に到着したその日、義母はいつもと違う態度で私たちを迎えた。義母は、義姉の子どもには溺愛し、お年玉を多めに渡しているのに、私の息子・勇人には「今年はお年玉なしね」と冷たく言い放った。その瞬間、私は愕然とした。
義母は続けて、「だって、お前の子は頭が悪いから」と言い、私の息子をバカにし始めた。もちろん、勇人は中学2年生で、学年で30位以内に入っているし、特別学力が低いわけではない。それに、義母がそんなことを言うのは理不尽すぎる。
その後ろで、義姉が満面の笑みを浮かべながら、私を見ているのが見えた。義姉は夫と私はいくら注意しても、家庭内で何かと問題が起きるたびに「ほら、やっぱりあなたたちはダメだわ」と勝ち誇ったように話していた。
夫はその場で黙っているだけだった。何も言わずに、いつも見て見ぬふりをしている。こんな人たち、家族とも思いたくない。
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引用元:https://www.youtube.com/watch?v=dpbkO5LDBY0,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]